昨日のブログは夕張の話を書いていたら、だいぶ長文になってしまったのですが、ざっくり言うと(ライブドアニュースっぽい)
・財政破綻した夕張は、炭鉱閉鎖だけが原因ではない。
・市長が責任者だけど、市長だけの責任?
・いずれにせよそのツケは、逃げずに今住んでいる住民や子供・孫が背負うので、財政問題で人口は激減する。
って事でした。

地域の良さは人の温かさだとか自然、食べ物が美味しいとか「お金では買えないもの」がいろいろあるよねって昨日書いたのですが、でもそれだけじゃ結局住んでいる人は生活できない(人里離れて電気も水も引かず、自給自足をするなら別でしょうが)ので、変な言葉に聞こえるかも知れませんが、「人の温かさ」や「自然」、「食べ物の美味しさ」等をお金に換えていかなければならないと思うのです(切り売りする、と言う意味ではありませんよ)。
例えば私も携わらせて頂きましたが、公益社団法人寒河江青年会議所と寒河江市とが共催となって行った「ツール・ド・さくらんぼ」。
ありていに言ってしまえば自転車イベントなんですが、西村山地域だからこその「自然」の中を自転車で走ってもらい、エイドステーションでは「美味しい食」を堪能できて「人の温かさにふれる」事が魅力となり、遠いところからも来て頂ける非常に人気のイベントです。
それって地域の魅力を切り売りしている訳ではなく、お金に換えている(参加者からはしっかりと参加費を頂いておりますし、そのお金はエイドでの飲食物の代金として地元に、あるいはボランティアの方もいらっしゃいますが警備員の人件費などで地元に還元されておりますし、来た方は温泉入ったり飲食したり、または宿泊したりして地元にお金を落としてくれる方も多い)って事だと思うんですよね。
先日のブログにも書いた内容になってしまうのですが、やっぱり自治体の仕事って、住民が活躍できるように環境を整える事、うまく稼いでもらって、また税金として納めて頂き、その税金を再配分して、高齢者や子供達への政策をしていく事なんだと思うのです。
だからそのステージ作りをやって行かなきゃいけないと思います。
ただ勘違いしちゃダメなのは、「じゃあやりやすいように補助金を」という話も出ると思うんですが、結局補助金って私たちが納める税金な訳ですので、補助金をもらったとしてもそれ以上に経済効果、お金を出してくれたところにどんだけお金を落とせるかって考えていかないとダメだと思います。
補助金もらってこんな事しました〜では、結局お金を使っているだけであり、お金を産んでいる訳ではないですしね。
例えば農業は、昔はとにかくみんなのおなかを満たそうと、とにかく作れ作れ、収量がたくさんある事は良い事だ!たくさん作ったらたくさん売れる!という時代でしたが、今は朝どれの新鮮な野菜、従来よりも甘い(もしくは機能性が高い、栄養価が高い)野菜とか、量ではなく、なにかしら付加価値の高い野菜を作る事によって今以上の収入を生むような仕掛けが必要なので、そちらを応援するとかね。

だから右肩上がりではなくなった現在、市長などの首長や議員は「お年寄りのために・子供のために○○(行政サービス)をします!」だけではなく、しっかりとお金と向き合って稼ぐ力(情報発信も、それでお客さんが来てくれるなら立派な稼ぐ力だと思います)もしくはそういったものを提案していく力が必要なんではないかなと思います。
また、昨日の話に戻りますが、しっかりと財政を把握できる能力、それを含めて数字で状況を把握し、知識と理論で語れる能力も必要だなって思います。
・・・課題が一杯だな。
数字と理論でしっかり提案できる。目指すべきはそんな感じ。

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