先日寒河江市の決算についての記事を書きました。
私は今後街が街として生き残るために、経済的に強い街・自治体でないといけないと思っております。
人が行き交う活気あふれる街。
しかし、この活気あふれるいい街って人によっていろいろと定義があると思います。
私はタウン情報誌の発行に携わっていた時と今でも同じ想いですが、外食産業が活性化している街は、一目瞭然で活気あるのでどんどん人も寄って来たがると思っております。
外食(飲食)すれば間違いなく地元にお金が落ちます。
それが単価の低いラーメン1杯であっても。

例えば何かのイベントをやって、10,000人の集客があったとします。
10,000人の集客っていったら、結構なもんだと思います。
でも準備もあるだろうし、結構な人やお金を使ったりもするでしょう。
しかし、例えば15席ぐらいのそう大きくない飲食店(ラーメン屋さんとかね)があり、お昼に25人(1回転半ぐらい)夜に15人お客さんが来たとする。
週1定休日なので1ヶ月25日営業。これだけで1年に12,000人の集客(年末年始・お盆はお店休みと増客を相殺)。
ね?イベントだけが街に人を寄せる方法ではないでしょ?
しかも街に税金を納めてくれ、市外からもたくさんのお客さんが来て(ラーメンやお蕎麦のお店だったら普通にあり得ますよね?)多くの外貨獲得してくれる。
だから私は、人を動かす美味しいものの情報を、常に・ドンドン発信していきたいのです。
前置きが長くなりましたが、本日木下斉さんのこんな記事を読みました。

「美食」で自立するスペインの地方都市に学べ
小さな地域であっても「稼ぐ仕組み」は作れる

「美食」で自立するスペインの地方都市に学べ 小さな地域であっても「稼ぐ仕組み」は作れる | 地方創生のリアル | 東洋経済オンライン

日本では人口が減ると地域は終わり、といったことが語られています。しかし、ヨーロッパの地方都市の取り組みをみると、小規模な都市でも生き残る策があることがわかりま…

〜以下引用〜
同市は観光客数ではなく、観光消費額に直結する「食」を軸にしたのが画期的です。歴史観光は大抵一度見れば終わりですが、食事は最低一日三回。
同時に、それらの店の数が半端ないため、到底一日では回りきれない。市内のめぼしい店を回るにしても、数日滞在せざるを得ません。
さらに、食を支えるさまざまな原材料は基本的に地元で調達されることで、地元飲食業がこれらの一次産業の発展にも寄与しています。
以上のような3点からも、美食を軸とした観光というのは、地元産業としても極めて合理的な選択です。

そうそう、こういう事だと思いました。
今の時代、人を動かす力を一番持っているのは食だと確信しています。
史跡は「生きているうちに一度は見てみたい」。でも行ける機会もお金もなかなか・・・。
温泉は「できれば年に1〜2回は行ってみたい」。しかし休みも取りづらいしお金もまあまあ。
食は「毎日」あるいは「週末美味しいものでも」と機会が多い。
しかも今のご時世でも「ご飯ぐらいなら」とハードルは低く裾野は広い(全般的に外食に関してハードルは下がっていると思っています)。
上述と同じ事もう一回書いちゃいますが、人を動かす情報を今後も発信していきたいと思います。

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