先日、「稼ぐ自治体 http://www.gotosagae.com/?p=6340」というブログを書きました。
詳細は読んで頂ければと思うのですが・・・
○地方(いや、今は日本自体がそうかな)は自治体を経営している事を強く意識し、しっかりと稼ぐ事を意識していかないと、じり貧になって行く。
○自治体だって無い袖は振れないから、税収があって初めていろんな事ができる。
○市民と企業の可処分所得(使えるお金。給料が20万円で生活費が10万円の地域と、給料が40万円で生活費が35万円の地域では、前者の方が給料が半分でも可処分所得が多く、ゆったりとできる。)を増やす事に取り組んで行かなくてはならないと思う。
○可処分所得が増えれば税収として戻ってくるので、市民も企業もハッピー、自治体も今以上の事ができる(あるいは国から地方交付税が減っても維持できる)。
じゃあどうやって稼ぐのって事になると思うのですが、一番の基本としてはこのサイトのトップにリンクを張ってあるとおり「極めて合理的な、美食を軸とした観光 http://www.gotosagae.com/?p=4377」外食産業であると私は思っております。
外食産業が活性化している町は農作物などの消費も盛んです。また傍目から見ても元気ですので、人は寄ってきたくなるものです。

寒河江市は山形県のほぼ中心部に位置し、山形市からは2〜30分、仙台からも高速を使えば1時間ほどで来る事ができます。
「美味しいラーメン屋さん・そば屋さんがある」「朝採れの新鮮な野菜が売っている」というと、車で30分〜1時間程度であればいくらでも動く人はいますので、ここら辺を範囲と考えて、ターゲットに定めるのがいいと思います。
例えば爆発的な人気になるには、東京で火がつけばいい(十四代とかはそうでしたね)のですが、人口も多い分情報も多々集まりなかなかここで勝ち残るのは難しく、またお金もかかります。
そのうえ、例えば山形に美味しいラーメンを食べに来ようと思って行動する場合、移動で30,000円(例・新幹線往復)、ラーメン代500円。地元に落ちるお金は500円だけど、来る人が支払っているのは30,500円。500円を使ってもらうために、30,500円以上の価値を訴えなければいけないのはハードルが高いですし、全体で使う金額と時間を考えれば、そうそう来られるものではありません。
しかし寒河江市民の私達が買い物する時を考えれば、山形や天童はよく行きますし、仙台まで足を運んだりする人もそう珍しくはありません。それぐらいの距離ならば日常的に、移動費用と時間を考えずにいける範囲だと思われます。
そのエリアにターゲットを絞る、極端に言ってしまえば山形市と仙台市の2都市だけに絞れば、費用対効果の高い情報発信ができ、またリピーターにも繋がりやすく、稼げる自治体になれるのでは?と私は思います。
ただ逆に、寒河江市民も山形や仙台に行く訳ですから、例えばラーメン屋さんなら、山形や仙台のラーメン屋さんもライバルになります。私はそれでも寒河江市には勝てる(稼げる)要素はあると思います。

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