今日はお昼から仕事をお休みさせて頂き、西村山PTA研修大会寒河江大会が行われている寒河江市文化センターへ行って来ました。
寒河江中部小学校以外のPTA役員の方々とお会いするのは今回が初めてなんですが、やっぱり知っている方いっぱいですね!
「民俗文化と子どもの継承活動の意義について」という演題で、東北文教大学短期大学部総合文化学科特任教授の菊地和博氏の記念講演もありました。
話の中心は山形県内において伝統・民俗文化を継承している子供達の事例が数多く紹介されました。
私は事例よりも、合間にお話しされていた「子どもの継承活動における指導者の役割」は非常に大事だし、「民俗文化継承の大人側の心得」は民俗文化に限らず、今街で行われているいろんなイベントや催しが一過性にならないようにするために、これからの地域創生・魅力ある街作りにおいて非常に大事だな〜と感じましたので、記載させて頂きます。
「子どもの継承活動における指導者の役割」
(1)地域認識を深めること
●継承活動の根底に地域の自然と歴史への学習意識を持つ
●民俗文化の由来や発祥についておおよそ理解しておく
●なんのための継承活動なのかの「問いと答え」をもつ
(2)明確な「教育観」にたった指導の確立
●継承活動を通してどんな子どもに育てるのかの考えをもつ
●技能習得とともに、礼儀等のしつけ・協調性・自立性などの教育的配慮を忘れない

「民俗文化継承の大人側の心得」(以下の問いへの答えを用意すること)
(1)歴史的由来を理解すること
●なぜこの祭り・芸能・行事などが生まれたのか
●どういう目的で継承されてきたのか
●誰のために継承されてきたのか
(2)地域のくらしや歩みと関わらせながら理解すること
●民俗文化を地域の歴史全体のなかで関連づけてとらえる
●個別の現象(祭り・芸能・行事など)をつなげて地域生活の全体像をつかむ
(3)現代的な「意義づけ」「価値づけ」を行うこと
●現代において継承する意義や意味とは何か
●これから継承していく価値(値打ち)があるのか、あるならそれはなにか

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