DSC_3807我が家には昨日夜に届いた選挙公報。
スペースが限られているし、詰め込みすぎても結局読まれない(でも結構詰め込みすぎたと反省)のでかなり省略して書きました。
私は4年前市議会議員を拝命したのですが、びっくりしたのは「議員って、思っていたような事はできない」という事。
私はよく「あの道路は俺が作った」とか「アレは俺がやったんだ」って話を聞いていたので、議員にはそういう権限があるのかと思ったら、しっかり勉強したらそれはできない事がわかりました。
議員は現状を把握してその必要性を訴えること、提案・提言することはできるけど、その事業についてやるかやらないかの予算及び執行の権限を持っているのは市長。
だから「○○を充実します」「○○を支援します」「○○を推進します」という約束はできない(もしそれを約束するならば「○○を充実するよう提言します」になるとおもう)。約束できるのは「提案・提言する」事を含めて、自分自身の行動だけだと思い、今回のこの選挙公報の内容、そして街頭演説になっております。

本日も10カ所以上で街頭演説を行いますが、聞けないという方が大多数だと思いますので、かなり長文になりますが、どんな事を話しているのか掲載します(しっかりとした原稿はなく、思い出しながら書くので、多少違っているところがあったらすいません)

日曜日からはじまりました市議会議員選挙。
名前叫びながらぐるぐるぐるぐる廻るだけというのは、私は候補者の考えが伝わらないし違和感を感じるので、このように街頭にてお話しをさせて頂いております。
さてこの寒河江市議会議員選挙。非常に生活に密着している選挙ですが、皆さんはどんな候補者を選ばれるのでしょうか?
DSC_3825(昨日素敵なお手紙をご近所の子どもさんから頂きました。 コロ先生w)
私達寒河江市に住む市民の大きな使命の一つとして、子どもや孫、次の世代へ安心して引き継げるような街作りを行う、と言うことがあると思います。その寒河江市の未来に直結するのがこの寒河江市議会議員選挙です。
この選挙は4年に1度しかありません。この選挙によりここから4年間の寒河江の未来が決まります。しかしその4年間で決められる計画などを考えれば、それ以降の寒河江の未来にも大きく影響します。
そんな大事な選挙ですが、生活に密着しているので「同じ町内会だから」「知り合いだから」「(木曜日の状勢をうけて)○○さんは大丈夫だから、危ないので今回はなんとか票分けてくれ」そういう声が聞こえてきます。それでいいのでしょうか?そんなことで選ばれた議員に、寒河江の未来を作る事ができるのでしょうか?
私は寒河江の未来がよくなるには、そういう事で選ばれたのではなく、議員一人一人の資質の向上こそが一番大事だと思います。だから議員の考え、そしてこれまでの行動を皆さんにしっかりと見てもらって、そして「なぜその人に投票したか子どもや孫に説明できる」議員を選んで頂きたいと思います。

私は寒河江の未来をより良くするためには、市政と議員それぞれに3つの力が必要だと思っております。

第1に発想力です。
人口が減っていくこの現代。日本人の誰もが経験したことがありません。そんな時に必要なのは、この先どうなっていくのかをしっかりと見据える力、発想力です。
また、地域創生担当の石破大臣も「今後はまんべんなくではなく、頑張っている地域だけを国でも応援していく」といった意味のお話をしております。ならば、どうやって寒河江の独自色を出していけるか、どうやって寒河江を今以上いい街にしていけるのかを市長を初めとした市当局と、議会・議員とがこれまで以上に一生懸命知恵を出し合っていかなければなりません。そんな時に必要なのは、これまでの慣例・慣習にとらわれない発想力です。

第2に行動力です。
どんなにいい発想があっても行動が伴わなければ意味がありません。理論なき実践は場当たりになりますが、現場なき理論は机上の空論になります。現場が大事だし、行動が大事です。
私はこれまで、今これが必要だと思ったことはすぐに実行してきました。慣例慣習にとらわれず、イイと思ったすぐ実行する。これが寒河江のためになるのではないかと思ったらすぐ行動する。そういう行動力が大事だと思います。
また市政にも行動力が大事です。行政の計画は万が一がないよう、もれがないよう、非常に配慮しながら慎重に、石橋をたたいてたたいてたたいて作り上げますが、その分時間がかかってしまい、出来上がった時にはその時とズレがでる場合もあります。
今後私は行政には、スピーディーな計画、実行しながら時代に合わせて調整をかけながら完成していく計画、とにかくすぐ行動することを市政へ提言していきたいと思います。

第3に、これが一番大事だと思っておりますが、発信力です。
まず市政の発信力。この時代には非常に大事です。
地域が生き残りをかけて、地域間競争が激化している現代。となり町と人口を奪い合う、となりの市と観光客を奪い合う、そんな時代です。
そんな時代において最も重要なのは発信力です。今は何をするにも調べてから行動するので、この情報発信こそが最大の武器です。
私はサラリーマン時代、10年間ほど情報誌発行に携わる仕事をしておりました。その10年間の経験を活かし、市議会議員を拝命してからは寒河江市の情報発信について様々提案して参りました。これからも時代に合わせて、有効な情報発信、人に伝わる情報発信を提案して参ります。
また議員一人一人の情報発信も非常に大事です。
皆さんは市議会議員はどんなイメージでしょうか?私は市議会議員を拝命するまでは、式典に来賓としてきてお辞儀している人、選挙の前だけ名刺やリーフレットを持ってくる人、選挙期間中名前を叫んで回っている人。そんなイメージでした。
それでは顔が見えるわけがありません、活動が見えるわけがありません。
私達議員の報酬は、皆さんから納めて頂いた税金が基となっております。だから市民の皆さんに、活動をしっかりとお伝えする責務があると、私は思っております。
私は自分自身がそういう思いをしたので、市議会議員を拝命してから4年間、お金のかからないインターネットでの情報発信はほぼ毎日行い、お金のかかる紙での活動報告書はだいたい半年に1回ぐらいのペースで皆さんの下に送らせて頂いたり、配らせて頂いたりしました。
それで4万3千の寒河江市民全ての方に、私の活動や考えが伝わったとは思いません。しかしながら、少しでも活動が見えるよう、顔が見えるよう、4年間継続して参りました。

DSC_3828(写真は本日応援に来てくれた、はせがわ元 前村山市議会議員)
私達議員には、寒河江の未来に大きな責任があります。しかし皆さんはその議員を選ぶという意味で非常に大きな、未来へ責任があります。
私は議員の資質向上こそが大事だと思い、この4年間、発想力、発信力、行動力を中心に据えて活動してきました。これからもこの3つの力を磨き、寒河江をより良い街にしたい、子どもや孫、次の世代へと安心して引き継げる街作りをしていきたいと思いますので、どうぞ共感して頂けたなら ごとう健一郎に託して下さい。

さて明日が選挙戦最終日。
組織なし、しがらみなし、これまでの選挙において、常識だと思っていた事をしない今回の選挙。
結果が出るまであと少しです。

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