お盆休みで帰省している方も多いせいか、FBでも成人式や歳祝い、帰省ネタなどが先週末から多く流れておりました。
そのせいでしょうか、ふと寒河江市という自分が生まれ育ったこの「ふるさと」をなぜか不意に意識しました。

こうやって私のブログをネットで読んで頂いている方はもうとっくにわかっている事だと思いますが、今の日本は二極化しているとは言え、モノで豊かさをはかっていた時代は過ぎ去り、生活の質が豊かさを左右する時代に移行しています。
そういった時代に移行しているのですが、「質」は成果がわかりにくいため、行政はどうしても「施設をいくつ作ったか」「いくら補助金を配ったか」といった金額というか数字を重視し、それが多ければ「仕事をした」と判断し、また市民も判断する傾向があります。
だけど本来は、それを行う(施設を増やした事により)市民にとってどんなメリットがあるのか?例えば保育所を増やしたら待機児童がどれぐらい減るのか、 特別養護老人ホームのベッド数を増やしたらどれぐらい待機を短縮できるのか?
重要なのは計画やそれによる数字ではなく、どう変わるのかどう変わったのかという効果です。
だから行政目線ではなく、今住んでいる市民、これから生まれてくる市民の視点で発想し、市民との共感や信頼をさらに築いていかなければなりません。
そういった計画ならば、結果として「寒河江に住んでいる事」「寒河江で働いている事」「寒河江市に生まれた事」を誇りに思えたり自尊心が高まり、市民自らが市の事を思いどんどん行動していこうという気持ちになって、その成果が市内のいろんな所に出てくる。
そうなると、「寒河江ってすごいね」って他市あるいは他県の人から言われるようになり、さらに評価されるようになってよりいっそう誇らしく思え、結果さらにその成果が市内に増える(あるいは磨きがかかる)。
この好循環がどんどん広がっていって地域の雰囲気が変わり、どんどんいい方向に変わっていき、寒河江市の価値がどんどん高まっていく(寒河江市のブランド力が高まる)。
先頭に立って旗を振り続ける事はもちろん、一人一人の中にそうした気持ちが育まれるようにしていくのがリーダーの役割だと思っています。
(写真はイメージです)

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