本日は6月5日に発生した強風・降雹による農作物被害について、寒河江市議会で現地視察に行ってきました(写真は強風によりバックネットが折れ曲がった三泉小学校)。

さくらんぼの降雹被害は西根地区が最もひどく、市内合計で3,150a・1億7640万円、その他の農作物が4,000a・5,137万円で、総合計2億2,777万円(いずれも推計)。
強風・突風等によるビニール剥がれやハウス倒壊は三泉地区が最もひどく、市内合計で113棟。
1枚目の写真は三泉小学校のバックネットですが、2枚目の写真は同じく三泉地区のさくらんぼ畑。
状況を見るに、下から強風によって雨よけハウスが突き上げられたような感じでしょうか。
そもそもさくらんぼは熟した時に雨が当たってしまうと割れてしまうので、加温目的ではない上の部分だけビニールを貼った「雨よけハウス」で果樹園を被います(これが非常に重労働でなおかつ高所のため危険を伴い、「さくらんぼはもうやれない」とリタイアする原因にもなっている)。
なので雹だけではさくらんぼはダメージを受けなかったのかも知れませんが(でも他の果樹はそういかないのですが)、強風によってビニールが剥がされたところに雹が降ったので、さくらんぼの被害も大きくなってしまったのではと推測します。
数字は推計及び現時点での確認ですが、非常に大きな被害だった事が改めてわかり、議会としてできる事を考えたいと思います。

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