本日読んだ、木下さんのこちらの記事。
ふるさと納税ブームに潜む地方衰退の「罠」
無視できない、3つの大きな歪みがある

ふるさと納税ブームに潜む地方衰退の「罠」 無視できない、3つの大きな歪みがある | 地方創生のリアル | 東洋経済オンライン

「ふるさと納税」が話題になっています。そもそも「ふるさと納税」は、地方で生まれ育った人や都市部に住む人が、都市部にいながらふるさとに納税をすることで、地方を応…

地方で育った若者が進学や就職等で都市部へ出ていく。
その結果、都市部自治体の税収は潤い、若者を育てるために税金を使っているのに地方の税収は減少するので、これを少しでも解消する為に生まれたのが「ふるさと納税」ではないかと思う。
「地方間格差や過疎などによる税収の減少の解消」や「自分が生まれ育った地域やお世話になった地域を応援したい」という「ふるさと納税」本来の趣旨はイイと思いますし、大いに活用すべきだと思う。
しかしながら現状は、地方同士が競い合うお取り寄せ、「エビカニ合戦」と揶揄されるほど過剰な返礼品合戦に。
都市部から地方へ税金が流れるなら本来の目的に沿っているんでしょうが、都市部の人だけができるという制限があるわけではないので、地方から地方というような税金が流れる事もあるわけで(山形県の人でも理由はどうあれ、他地域にふるさと納税している人はもちろん存在する)、この制度はその地域の行政サービスを受けながらも、本来負担すべき税の一部しか納めない住民を生み出すという問題点もある。
また、返礼品を自治体が地元から買い上げるために、一時的には地元にお金が落ちる。
しかし過剰な返礼品合戦の中では、それを上回る返礼品を用意するところが出てくるはずだし、そうなれば次年度は受注が発生しない。

たぶんそろそろ総務省から現制度はストップがかかるのではないかと思う。その前に返礼品目当てではなく、本来の主旨を理解して応援してくれる「ファン」をいかにして見つけるかじゃないのかな。

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