ケント・ギルバート氏の「まだGHQの洗脳に縛られている日本人」

このお盆期間で一気に最後まで読んだ、ケント・ギルバート氏の「まだGHQの洗脳に縛られている日本人」。

「資源もない小さな島国がとても手強かった&黄色人種は私たちの仲間ではないのでよくわからない(そこが戦後のドイツと日本の扱いの違いのようですね)」という恐怖から、日本を骨抜きにできるよう「愛国心」と「誇り」を奪うために実行された、GHQのWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム。直訳すれば、戦争についての罪悪感を日本人の心に植え付けるための計画)。
「この怪物は、倒れはしたが決して命を失っておらず、いまだに非常に危険な存在だ。だからこの化け物の牙と骨を徹底的に抜き去り、解体しなければならない。この作業は戦争に勝つよりも難しいかもしれないが、我々はアメリカのために、世界のためにも、永久にでもこの作業を続けなければならない」(日本敗戦時のニューヨークタイムズの社説)
この社説が物語るように、小国なのにアメリカを追い詰めた、よくわからない東洋の化け物・日本が二度と立ち上がれないようにするための計画で、フィクションのように感じるかも知れませんが、残念ながら史実・事実です。
詳しくは以前のブログ(https://gotokens.jp/administration_political/the-new-york-times-editorial-at-the-end-of-the-war)をご覧下さい。

70年たった今も日本人はその洗脳にいまだ縛られており、それに乗じた(自国の歴史を歪曲し、捏造していいがかりをつける)中韓の反日行動・工作。
史実に基づいていない一方的な「嘘(捏造)」や「プロパガンダ」に負けないでほしい。日本人としての「愛国心」と「誇り」を取り戻してほしいと、書いたそうです(前書きその他から)

事実(史実)には右も左もありません。思想は関係ありません。事実は事実。根っこは一つ。
WGIPとタイトルについていますが、まず中韓が今主張する事に対しての事実などが前半、後半はGHQ(というかアメリカ)のWGIPやそれ以降の事。
だいたい知っている内容なので、サクサク読めました。でもそれらの資料や事実がしっかりとコンパクトにまとめられており、手元にずっと置いておくのに良い本と感じました。

先日発表された安倍晋三内閣総理大臣の談話には「日本では、戦後生まれの世代が、今や、人口の八割を超えています。あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはなりません。しかし、それでもなお、私たち日本人は、世代を超えて、過去の歴史に真正面から向き合わなければなりません。謙虚な気持ちで、過去を受け継ぎ、未来へと引き渡す責任があります。」とありました。
過去の歴史に真正面から向き合うためにも、私たちはこういった事実をしっかりと学ばなければならないと思います。そしてしっかりとそれを知った上で行動しなければならないと思います。

日本人に対して、事実に基づく(←ここ重要)ハンパないエールが盛り込まれていて、日本人である事に誇りが持てる、読み終わった後に胸のつかえが取れてすっきりする、清涼感のある本でした。

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