現在家の補修や整理などを仕事がない時に少しずつしており、先日はいつから開いていなかったかわからない、押し入れの中の扉を開けました。
そこにあったのは、私が小学校の頃の本。
今住んでいる家は、たぶん30年前かな?私が小学生の時に建てたお家。
なので、私が小学校の頃の本というのは、この家の最も古い荷物だと思う。
その中にこれがありました。
「二分間の冒険」。

知っている人は知っていると思いますが、私が小学校5年生か6年生の時に出版された本で名作と言われる一冊。
確か弟(3〜4年生)の推薦図書かなんかになっていて、それを読んだんじゃなかったかな?
私は小学生の時とても本が好きで、図書館にかなり通い、毎月「多読賞」をもらっていました。
またその頃耳鼻科に通っていたのですが、耳鼻科に通う途中も歩きながら本を読んでいて(ランドセル背負って歩きながら本を読むなんて、まるで二宮尊徳みたい)、それを親戚のおじさんに見つかり「あぶないからやめなさい!」と注意されたほど。
それぐらい本を読んでいたのですが、今となってはほとんど覚えておりません・・・が、この本だけは30年経った今でもしっかりとストーリーを覚えております。

うろ覚えですが・・・
小学6年生の男の子「サトル」(表紙・黒い服の男の子)が主人公。
学校の授業中に見えないトゲが刺さって動けない黒猫「ダレカ」に出会う。持っていたトゲヌキ(これを保健室に返しに行く途中だった)で見えないトゲ抜いてくれたお礼に一つだけプレゼントをすると言われ、「時間が欲しい」と答えます。
そして竜(表紙・トカゲみたいなヤツ)が支配する別世界?へ飛ばされ、ダレカにこう言われます。
“この世界でかくれんぼをしよう。捕まえられなければ老人になるまで終わらない(これ、今考えるとなるほど〜と言う設定)。私(ダレカ)を捕まえ抱きしめて「つかまえた」と言ったら、元の世界に戻れる”
ヒントは「ネコの姿をしていない」「今お前(サトル)からは見えない」「一番確かなものの姿をしている」。
別世界で会うのは、小学校のクラスの仲間(でも別人)。元の世界での女友達「かおり」(表紙・白い服の女の子)と一緒に、竜の生贄(竜を倒す勇者)になる事になってしまう。
「一番確かなもの」を探しながら竜を倒す旅に二人で出かける・・・
みたいな感じ。
RPG風な冒険の旅だったので、どんどん読み進めました。

この時はそこまで意識していなかったと思いますが、「この世界で一番確かなもの」は、30年経った今も「その通りだ」と思います(ネタバレになるので、それが何かはここでは書きませんが)し、私が今一番頼りにしているのもやっぱり、その本の中に出てくる「この世界で一番確かなもの」です。
さて、子供達にはこの本はまだ早いかな?(小学3年生と1年生)

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