DSC_2158今日から三日間は会派の先進地視察で長野県へ。
残念ながら私的お目当ての原村は、先方との都合が合わず行程に入れられませんでしたが、高齢者の就職率や健康寿命といった、これから日本中で問題にあるであろう「高齢化・医療費の増大」などについてさまざまな取り組みをしている、長寿県であり先進地の長野県でいろいろ教えていただきます。

長野県は2013年に発表された平均寿命で男女とも1位を獲得した長寿県。またがんによる死亡率が低く、県民一人当たりの医療費は全国的にみてもかなり少ない。
しかし昭和40年の調査では、男性の平均寿命は68.45歳で全国9位、女性は72.81歳で26位。
なかでも、当時は脳卒中の死亡率が全国ワースト1位。
その大きな原因は長野県民の塩分摂取量の多さ。
長野は海に面しておらず、冬が厳しいため、食物を保存するために塩辛い食べものが多かった。
それが高血圧を引き起こし、脳卒中につながっていたとのこと。それをどう改善したのか・・・
おりしもトランベールは長野特集。
その名も「長寿日本一の信州力」・・・まさに!
DSC_2159今回おじゃました佐久市は昭和30年代には脳卒中での死亡率が全国ワースト1位。しかし5年に1度の国勢調査の「市区町村別平均寿命」(平成22年)によると、全国1898の市町村、東京都特別区と政令市の区のうち、佐久市の平均寿命は男性81.7歳で全国第15位(県内8位、全国平均79.9歳)、女性88.0歳で全国第19位(県内1位、全国平均86.1歳)と、現在では長寿の里になっている。また佐久市は平均寿命の長さが全国市区町村の中でトップクラスに位置するだけではなく、寝たきりや認知症の高齢者比率が低い。老人医療費が全国平均より低く、高齢者就業率は全国平均を大きく上回っており、平均寿命よりも大事な健康寿命が長いと言える。
その佐久市の健康づくりの取り組みの一つが「ぴんころ運動推進事業」(「ぴんころ」とは、「ぴんぴんと健康で長生きし、寝込まずにころっと大往生する」の意味)。市民の健康づくりのため生活習慣病予防の啓発を目的とし、保健、医療、商工・観光(佐久市野沢商店街、成田山参道に「ぴんころ地蔵尊」が2003年に建立されており、有名な観光スポットとなっているため)が実施担当。
ぴんころ推進事業の具体的な内容は、市民を対象にピンピン講座を開催し、健康長寿食(ぴんころ食)や健康についての講話を実施。市内全域を対象とした「ぴんころステーション」を開設し、ぴんころ食の普及や健康相談・栄養相談などを実施している。

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