DSC_3539本日は寒河江市議会第1回定例会の最終日。
主に平成27年度の当初予算等が採決されました。
4年の任期、最後の定例会。
これが終われば、あとは4月の大イベントを残すのみ。
議会中は一旦お休みしていましたが、これまで四年間やっていた通り、また活動報告書を配りながら市内を歩きたいと思います。

その後議員懇談会があり、平成28年度以降の市立病院の経営形態についての説明がありました。
これまで何度かブログにも書きましたが、平成19年の総務省・公立病院改革ガイドラインでは、経営形態の見直しを提案されておりました。
1、地方公営企業法の全部適用
2、一般地方独立行政法人
3、指定管理者
4、民間譲渡
しかしながら寒河江市立病院では地方公営企業法の財務規定のみ一部適用を継続しておりました。
しかし一般会計からの繰出金(つまり赤字の補填)が年々増加し、市役所内に研究チームを立ち上げ、地域医療の確保、病院事業管理者の判断で経営が可能か、他と比較してどれが速やかに移行できるのか、その効果はどうかなど、経営形態の再検討を行っておりました。
そしてその研究チームからの報告を受け、市として今回方向性を決定。平成28年4月からの地方公営企業法全部適用の導入を目指して準備を進めていくことになりました。
これによりすぐ赤字が解消されると言う訳ではありませんが、地方公営企業法全部適用をすることで、病院事業者の判断で経営を行う事ができるようになり、職員の意識改革、業績に応じた給与体系の導入などができるようになります。また他の3つに比べて速やかに移行できるというのもポイントの一つだったようです。
これからもこの市立病院がどうなっていくのか、そして市民への重荷になってしまわないか(単純に言えば、現時点では市民一人一人、赤ちゃんからお年寄りまで、全員から年間1万円病院維持のために使わせてもらっている状態)などを含めて、協力できるところは協力し、そして注視していきたいと思います。
DSC_35434年の任期の最後の定例会という事で、次の市議会議員選挙に出馬しない5名の方が最後の挨拶をなさいました。
その中で一番心に残ったのは、高橋勝文議員の「天網恢恢、疎にして漏らさず」
「どんなに巧妙に偽装しても天を欺く事は出来ない。」という戒めの意味よりも「どんなに目立たなくても、良い事をしたらきっと誰かが認めてくれる」という励ましの意味で贈っていただいた言葉ではないかと思います。
市長をはじめとした当局の方々も混じっての懇親会があり、特に勇退される方、定年退職される方のお話を伺いながら、なかなかこういう場でないと腹をわって話せない課長の皆さんと、ざっくばらんにお話しをさせて頂きました。

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