先日読んだこちらの記事
「消え行く日本の子ども-人口減少(少子化)データを読む-わずか半世紀たたず、半減へ」

講演において、データを示しつつ話を進めると、講演後の会場に「そこまで先行きが暗澹たるものなのか」という悲痛な声があがり動揺が広がってゆく。
まるで今までは「注目の話題」としてどこか他人事だったが、やっと「想像を超えた現実」に動揺し始めたというような「今さらながら」感である。
これまでのレポートでも指摘をしてきたが、日本における社会現象、とりわけヒトに関する話題に関しては「印象論」が横行・蔓延する傾向にある。
社会問題の施策においても、意識調査結果など定性データによって、諸策が論じられやすい傾向がある。
つまり、定量的(意識とは別のリアルな現実の数値)には漠然としてのみ捉えられているため、定量データに基づく解説を受けた途端、その問題のイメージが明確になり、はっきりと突きつけられた「リアルデータ」を前に驚愕している、という状態なのである。
日本の少子化問題、すなわち人口問題についてもやはり、根本的な定量データについて『一般の人々がイメージしやすい状態で』もっと発信がなされる必要性を強く感じている。(引用ここまで)
私もそうですが、いわゆる「団塊ジュニア」と呼ばれる世代が生まれた第二次ベビーブームである「1971年」は、200万人の子どもが生まれている。そして最新の2017年では94万人しか子どもが生まれていない。つまり半世紀も経過しないうちに、日本で年間に生まれる子どもの数が半数以下に激減しているのです。
人によって「多い(大きい)」「少ない(小さい)」は変わります。
しかし数字は誰にとっても1は1だし50は50。
こういう数字が示され、各地域でどういうことになるのか予測する事が可能です。
少なくとも今見える未来に対応しなければ、衰退することは明らかであり、予測できないことに対応する事なんてできるはずもありません。
しっかりと皆で共通認識できる「数字」で現状を語り、そして「こうすべき」という未来を語れるようになりたいと思います。

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