埼玉県八潮市の陥没事故について、知人の埼玉県議会議員のレポートおよび寒河江市上下水道課から伺った話を現時点でまとめると…
◯寒河江市でこれだけ大きな陥没が起こる可能性はあるか。
→今回の状況および汚水・雨水を両方流すとなるとかなり大きな下水管だったかと思われるが、寒河江市は汚水のみなのでそこまで太い管はない。
◯下水管が破損。夜中に下水道量が急激に増加しているので、この時せき止めていた土砂が押し流され、陥没したと考えられる。
→寒河江市では下水管は汚水のみで、雨水が入ることはほぼない。土砂が混入した場合、通常ありえないので処理場で異変に気がつくと思われる。
今回の八潮市の道路崩落は非常に大きな事故であり、全国に大々的に報道されましたが、日本の学校や公共施設といったハコモノや、道路や水道管などのインフラは、50年前ぐらいに整備されたもので、その寿命がまもなく尽きる「自治体の時限爆弾がまさに今爆発しようとしている」というのは10年以上前から言われてきた話です。
それがこれまで報道されてこなかったのは、「なんとかなる」という慢心と「直すって評価にならない」ってことだと思うんですよね。
「新しいハコモノを作る」のは票につながるが、「直す・直さなきゃいけないのでそちらにお金を使います」は票にならない。
耳ざわりのいい言葉だけを選んできたツケでもあると思います。