私が最近気になった政治的なニュースを2つ。
○「今まで一体何をしてきたのか」7年後には財政破綻する恐れ
財政非常事態の市川三郷町で初の住民説明会
○市長公約の全世帯10万円給付盛り込んだ補正予算可決
どちらも「自治体のお金の使い方」。
少子化による生産人口減(税収減)高齢化による扶助費(主に福祉に使うお金)の増加、そして高度成長期・人口増加期(団塊ジュニア世代)に建設した約50年前のハコモノ老朽化による修繕費・建て替え費用増加という3重苦により、約1,700ある市町村はこの先非常に困難な茨の道を歩むことになります。
私達議員も首長も選挙で選ばれます。
そうなると「○○を作ります・○○をやります」という耳ざわりの良い行政サービス向上(自治体の貯金である財政調整基金を取り崩して10万円ばらまく阿南市の事例はまさにそれ)を公約に掲げがちです。
施設を統廃合する(今より不便になる)、これまでやっていたことを辞める(今より待遇が悪くなる)といった、市民の反感を買うようなことを言えず、結果山梨県市川三郷町のように「財政破綻」となる。
今年12月に寒河江市長選挙が予定されておりますが、ここから先の自治体運営は、耳ざわりの良い話だけではけしてできない事を改めて感じたニュースでした。