本日Yahoo!に流れていた記事。
低所得世帯の子供、授業「わからない」4割 北大など調査

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170602-00010002-doshin-hok

道が、北大と共同で行った子どもの貧困に関する全道実態調査の最終報告の概要が1日、判明した。年収100万円以上200万円未満の世帯では4割近くの子どもが学校の授業について「わからない」と答え・・・(記事引用ここまで)

私は、親の経済状況が子供の学力に少なからず影響を与えると思っていますので「確かにな〜」と思ってこの記事読んだんだけど、グラフをよ〜く見てみると・・・
記事にある年収100〜200万円の世帯が「あまりわからない・わからないことが多い・ほとんどわからない」を足すと38.3%なので「4割近く」と言っているんだと思うけど、その下の年収100万円以下で28.9%とそれより低く、また200〜300万円で36.3%、〜400万円で36.0%、〜500万円で34.7%と500万円まではそう大きく変わらない。
ちなみに日本の世帯平均所得は現在542万円。こういうお金の平均は上位がずば抜けて高くて平均を押し上げられている場合が多いため、たぶん実際の世帯平均所得はもっと低く500万円ぐらいかもしれない。
そう考えると、この記事の理論で言うならば日本の半数の世帯でわからない子が4割近くいるって事になる訳で、殊更低所得世帯だけではないという、記事で訴えたい(と思われる)内容とは逆の現状を示している。
・・・それとも、500万円以下は低所得世帯と言うことなのだろうか。
少なくとも私は、タイトルと内容、それに調査の結果の数字が伴っていないので、結論ありき、自分の訴えありきの記事のように感じました。

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