誰もが一度は読んだであろう絵本

次女が今週保育所から借りてきた絵本は、グリム童話の「おおかみと七ひきのこやぎ」。
内容は皆さんも知っていると思いますが、母さんヤギが「がらがら声で黒い足はオオカミだから戸を開けるな」と言って森に出かけるものの、オオカミは声を美しくし、足を白くしてお母さんに化け、戸を開けさせるというもの。
読み進んでいくと、オオカミは白墨(はくぼく)を食べて美しい声になる。
私はこれまで白墨で足を白くしたと覚えていたので、自分の思い違いに気がついたのですが、白墨ってチョーク。(なので、絵本によってはチョークを食べて、と書いてあるのもあるらしい)
チョーク食べて声が美しくなるわけ無い。気になって、読み聞かせの途中で調べてみました。
ドイツ語の原典ではこの単語は“Kreide”と書いてあるらしく、“Kreide”とは白墨以外にも、白亜という意味もあるらしく、白亜は石灰岩との事。
石灰岩の主な成分は炭酸カルシウム。グリムと同時代にハーネマンが打ち立てた医療法・ホメオパシーには、炭酸カルシウムまたは硫酸カルシウムが喉の薬であるとの記述もある・・・との事。
なるほど、当時のドイツにはそんな医療法もあったんですね。ああ、やっと悩み解決。こうやってわからない事があったらすぐに調べて、子ども達に教えて上げられるようになったので、ネットって非常に便利ですね。

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