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山形が全国一の出荷量を誇る啓翁桜

先日保育所に子ども達を迎えに行ったら、玄関にはキレイな啓翁桜が咲いていました。
この時期、いろんなところで見かけるこの「啓翁桜」。
山形県は全国的にも早く昭和40年代後半にはその栽培がスタートしていたそうで、栽培に適した気候風土と高い技術面から、山形県が全国一の出荷量を誇っている冬場の農作物です。
桜は秋になって気温が下がると休眠に入り、冬の低温期を経験すると休眠が覚醒し、気温が上がれば開花できる状態になって春を待つ。それを利用して山形の寒い冬で花咲く準備をさせ、暖かい場所で目覚めさせ(温室による加温とお湯を使う方法がある)出荷するのだそう。
よく切り花として見かけますが、啓翁桜は枝の伸びがよくいきおいがあるため、枝を切り込んでも弱らないのだとか。またスプレー状に伸びるので、飾りやすいと言うのもあるんでしょうね。
いずれにせよ、産地だからこそいろんな場面で一足早い春を満喫できるわけですから、山形は恵まれていますよね。
ちなみに啓翁桜は、玄関先などヒーターの影響をあまりうけない涼しい場所に飾ると、1ヶ月ぐらい楽しむことができるそうで、そういう場所の方が桜の色もより濃くきれいとの事です。

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