DSC_3204今日は寒河江市議会議員の新年会で吉本さんへおじゃましておりました。
乾杯というか、振る舞い酒で頂いたのは、銀嶺月山を枡で。フチにちょっと塩をつけてね。
さがえ産のおいしいお酒で乾杯です!
昨年3月制定の条例なんですがね。
ちなみにいわゆる「乾杯条例」といわれるものです。他市だと日本酒限定にしているところも多いのですが、寒河江市の場合、ビール以外は全て作っているので、「さがえ産のお酒で」としております。
DSC_3187実は昨日おじゃました時に、おやじさんから宿題を頂いておりました。
「うちで昔から豚足を出しているんだけれども(詳しい話は昔のブログ パッツーのきわめてFat Free の寒河江やきとり参照)、そもそも豚足っていつから食べられているものかわからない?」との事。
ネットなどでも調べたそうだが、イマイチはっきりしなかったとのことで、以前やきとりについて詳しく調べた私にお声がけ頂いた次第。
うれしいです。
で、早速調べ、確かにはっきりとしたことはわからなかったのですが、いろんな記事から総合的に考え、組み合わせて私的な答えを書いて今日お持ちしました。

以下私の豚足考
●豚足は中国、台湾、朝鮮半島、東南アジアなどではポピュラーな食材であり、日本では沖縄県や鹿児島県奄美地方(旧琉球国文化圏)でよく食べられている。

●沖縄(琉球)では、500年以上前から豚が飼われていたといわれ、豚を食べてきた長い歴史があって、実にさまざまな豚肉料理が生まれた。
それらの特徴は、頭から足の先まで各部位をあますところなく、しかもその特徴を生かして食べること(沖縄では泣き声以外は全部食べるといわれる。これは中国でもよく言われる表現ね)。

●コラーゲンを多く含む豚足煮込み(足テビチ)などまで食べることで、豚は単なるタンパク質の供給源としていただけでなく、長寿食としての役割も果たしてきた。

豚足はいつから食べられてきたか?
●私が調べた結果、いつからどのように食べられてきたのかは確定できなかったが、日本においては沖縄(琉球)が最も古くから食べていたのではないかと思われる。
琉球には豚は14世紀に中国から伝来したという文献もあったので、500〜600年前ぐらいから食べられており、沖縄から入り南から北へと日本全体へ広がっていったと思われる。

豚足をなぜ食べるようになったのか?
その理由としては上記に書いてある通りだが、
1,貴重なタンパク源を余すことなく消費しようとした(昔の時代)。
2,本土では明治時代後半から養豚が盛んになるが、日本人にとって肉食は異文化であり、畜産副産物が安く大量に手に入るようになった(近代)。

DSC_3238そしてこれを調べていてびっくりしたことがあります。
ウィキペディアで「豚足」と「やきとり」を調べてみて頂ければわかるのですが、その中に「山形県村山地方の寒河江市周辺のやきとり屋では豚足の塩ゆでを提供する店が多い。当地方ではやきとりも豚肉主体のものが多い。」との記述が。
ウィキペディアなので誰でも編集できるのですが、どなたかがアップして頂いたおかげで寒河江のやきとりと豚足が世界で一番見られている辞書の1ページに刻まれております。
そして出典を見たら、さらやの親父さんが表紙になっているZERO★23のこの号。我が理事長(当時)があつくやきとりを語っているヤツです。
やっぱり発信し続ける事って大事だなと、改めて感じた次第です。

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