厚生常任委員会行政視察3日目は、愛知県の春日井市におじゃましました。
こちらでも市立病院および地域医療連携についてのお話をお伺いしました。
ちなみに寒河江市では平成26年4月?平成36年3月(10年間)を計画予定とする、「寒河江市健康増進計画(第2次)」を平成25年度中に策定予定。新第5次寒河江市振興計画との整合性を図り、また国や県の健康増進計画等の動向を踏まえ、市民の健康づくり運動を推進する計画を策定する予定だ。
地域医療連携の強化について。まず寒河江市の医療機関数(平成25年4月現在)は、病院2(寒河江市立病院・寒河江の荘病院)、診療所56(医科35、歯科21 ※ベット数が20以上が病院)。受診同行としては、市立病院の常勤医師減による診療体制の弱体化や高度医療を必要とする患者は高速道路で短時間に救急搬送できる事などから、山形市の方に向いている。なお寒河江市在宅医療推進協議会を平成25年度中に設立予定。
春日井市立病院は2008年の赤字額は10億円を超え、2008年にはドクターや看護士が激減。2009年に中期計画をスタートさせるのだが、計画を練るにあたり、ドクターや看護士にヒアリング。経営の健全化が大前提であるが、その前にスタッフ全員で、市民病院としてのあるべき姿はどうか?どうやったらこの病院を維持できて市民に医療を提供できるのか?市民の安心のよりどころになれるのか?を考えた。
 その結果、まずはドクターや看護士がやりたい事からやっていく、地域の方々に対してやらなくてはいけない事からやる事に。現場が喜んで働ける・長く働ける環境を整え、魅力的な職場(病院)となり、研修や講習をたくさん受けられるようにしてスタッフの質を向上。使うべき所にお金をかけて、無駄な物は削減。その結果として良い医療を提供できるようになり、結果として黒字化へ。病院としてどう待遇できるかを考え、給料は上げられないが、勉強ができる・研修や講習への参加ができる体制を作り働く人の意識を高める事に取り組んだ事により働く人の意識が向上。それこそが経営の黒字化へのスタートだったとの事。

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