農業の話題を二つほど。
1月26日の記事
厚労省が農福連携を支援 専門家の派遣やマルシェ開催の経費補助

http://agrifood.jp/2016/01/747/ニッポン農業生き残りのヒント

農業の担い手不足の解消、障がい者の収入源になることを期待している厚労省の「農福連携による障害者の就農促進事業 1億1,000万円(補助金・助成金出すってことですね)。
農業なら農水省かと思いきや、障がい者の収入源アップだから厚労省。地域活性化も経産省や国交省、総務省などなど、様々な省庁が同じようなことに別々に補助や助成をつけていたり。
こういうのを縦割りっていうんだろうなぁ。

そしてこちら、本日2月5日の記事
再生へ始動「落ちた復興のシンボル」
巨大植物工場は脱・補助金頼みで活路探る

再生へ始動「落ちた復興のシンボル」:日経ビジネス電子版

東日本大震災で津波をかぶった宮城県名取市の農地で昨年9月、野菜の植物工場が再稼働した。もともと震災後に農家が建てて運営していたが、昨年1月に破綻。施設を再建した…

以下引用
本当の問題は、震災からの復興を名目に3億円近い補助金が出たことにある。ふつうの農家のビニールハウスとは比較にならない巨大な施設が誕生したのだ。
これは、補助金に頼るずさんなビジネスの典型例と言っていいだろう。3億円近い資金がもらえたことで設備が過剰になり、稼働後のランニングコストがふくれあがった。そのため、じっくり栽培技術を高め、販路を広げる時間的な余裕は最初からなかった。しかも、建設費用の一部を借り入れに頼ったから、メンバーのひとりは多額の負債を負った。
引用ここまで

上記で補助金の話題を掲載しましたが、補助金ありきだと結果こういう事におちいりやすいのは事実。
スタートとして補助金をつけるというのは良くあることですが、ただ補助金があるが故に計算が甘くなってしまうんですよね。
一方昨年4月に施設を買い取った運送会社は「費用対効果」が第一。「慎重にやる。そして絶対に成功させる」。当たり前ですが、民間でやるって事はそう言うことです。

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