本日は主にフェイスブックで募集していた「山形LOVE飲みっ!」に参加しました。
山形LOVE飲みッ!は、年齢、性別、出身、信条、職業など、あらゆる関係を超えて、山形を愛する想いを持つ同志がつながり、フラットに交流するための社交の場。だいたい半年に1回開催されており、今回で6回目でした(そのうち2〜3回参加したかな?)
ここ最近は交流だけではなく、山形LOVEなゲストを呼んでのトークショーなども行われているようで、今回の特別ゲストは、山形交響楽団音楽監督・常任指揮者の飯森範親さんでした。
日本最少のオーケストラと言われた山形交響楽団に着任し、観客動員数180%増を達成、「山形に山響あり」と全国的に有名にした立役者。
山形LOVEなトーク満載でした。

実は明日・明後日と、山形交響楽団の第237回定期演奏会。そんな前日に来て頂けるなんてねぇ。
そしてスペシャルゲストのスペシャルゲストとして、明日・明後日の定期演奏会のソリスト、フルートの南部やすかさんのフルート演奏も。
フルートの生演奏付きだなんて、ハイソな飲み会だったわ〜。
まあこういう会に来て思うのは、やっぱり人は常に選択しているんだな〜と言う事。
100人集まる会でも、100人全員とお話しできるわけでもなく、自分がお話ししたい人と話をする、お隣の席になった方とも挨拶するもしないも自由。
まあそのついでに書いちゃいますけど、FBでつながり、会でお会いする度に仲良くお話(今日もね)している方に帰り道でメッセージをしようかと思ったら友達を切られていることに気がついた。
まあそういう選択をされただけなので残念でもないですが、なんか、こう・・・ね?
だったら会で声かけたりしなくても良いんじゃない?
でも大人だから多分そういう態度はしないんだな。なにか私の気にくわない事があったのだろう。
そのことに気づかせてくれてありがとう。ちょっと余計な事書いたなw

ちなみにこちらは行く前に予習として購入し読んだ「マエストロ、それはムリですよ」
飯森さんが山形交響楽団の指揮者をうけるところからその後の取り組みなどのお話が掲載されておりました。
以下本の中から、私が特に共感した部分(山形交響楽団を山形とか寒河江に読み替えてみて下さい)
●自然と向き合い、美味しいものを食べ、都会で感じるストレスとは無縁の暮らしを送っている。山形の人々は、この恵まれた環境を「当たり前だ」と思っているため、その価値になかなか気がつかない。
●山形の人々が自分達の街の素晴らしさに鈍感であるように、山響も自らの魅力やポテンシャルに気づいていなかった。
山響は演奏にあれだけのクォリティを持っているにも拘らず、なぜか世間に認知されていない。それは、自分たちがそのことを自覚していない、もっと言えば自分たちの演奏や存在意義に自信がないからではないか。
自信がないから積極的に宣伝しない。
広報的なノウハウもないから集客に結びつかない。
団員のモチベーションも上がらず、演奏面で“あるライン”を越える事ができない。
客からは「この程度か」と見切られて、次のチケット売り上げに結びつかない。
こんな事を繰り返しているから、いつまで経っても負のスパイラルから抜け出せないのだ。
●東京の真似をしても仕方がない。山形でしか聴けない音楽を目指すべきだ。
山響ならではの音楽性と魅力を磨き上げ、東京や他の地域からわざわざ足を運びたくなるようなオーケストラにする。そうなれば自ずと山形県民に愛され、誇りに思われるような存在になれるはずだ。
●アピールするのに何が足りなかったんだろう?次のチケットを買ってもらうにはどうすればいいのだろうか。聴衆に満足してもらうには何が必要か?聴衆は、山響に何を求めているのか。
●音楽家はサービス業。お客様が何を求めているのかを、飯森は常に考えている。プレトークや交流会で聴衆とふれあってそのニーズを掴もうとしている。サービス業である以上、一度来て頂いたお客様に、いかにもう一度足を運んで頂くか。初めてのお客様を絶対に放さない、そういう姿勢を演奏会の中で示さなければいけない。
●とにかく「いい」と思ったものは、可能性がゼロではなければやってみる。やらないうちから「ムリだ」と言ってやらないのが一番よくない。せっかく始めた事でも上手くいっていないところが見えてきたら、こまめに対応するとか、思い切って見切りをつける、そんな勇気も必要。
●何に対しても「ありがとう」と思う。嬉しいときはもちろん、嫌な思いをしてもありがとう。反省しなさいって事だと思うし、その足踏みが次のステップへの布石になるかも知れない。
●いくらいい音楽を作り上げても、聴衆がいなければ何の意味もない。
●大きな満足感を得たお客様が、地元に帰って山響と山形の素晴らしさを口コミで伝えてくれるなら、数字以上の宣伝効果を得られる事は間違いない。
例えば寒河江(山形)の観光を山響の演奏会に置き換えてみると・・・うん、なるほどなところばかりです。

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