今日は、山形市役所で行われる職員有志による自主研修に参加させて頂くために、夕方から山形市へ行ってきました(研修室の中の写真は自粛、山形市役所のお外で撮った写真)。
「官民連携で、未来にプレゼントを!」というタイトルで行われた今回の研修。
五星パブリックマネジメント研究所副所長で元まんのう町職員という講師の天米一志さん。
職員時代に日本では従前にないPFI手法に取り組んだ実績が評価されて、民間にヘッドハンティングされたという元スーパー公務員です。 
寒河江での事例は無いのですがPFI方式(Private Finance Initiative 民間の資金とノウハウを活用して、公共施設の整備や建設、維持管理、運営などを行い、また、公共サービスの提供を行う手法。ちなみにこれを定めた法律「PFI法」は1997年に制定)や、それを含めたPPP(Public Private Partnership 官民のパートナーシップと訳され、財政負担を減らしつつ良質な公共サービスを提供すること、民間部門に新たなビジネスチャンスを提供し経済の活性化を図ることなどが狙い。アウトソーシングやPFI、民営化、独立行政法人化などの方法がある)について、教えて頂きました。
官民連携は何のために行うのか。
PFI方式は「財政負担を少なくするため」と考えられがちなのですが(もちろんそう言うメリットもありますが)、一番の目的は「地域の方の為に、よりよいサービスを提供する・有効的に活用できるモノを作る」と言うこと。またPFI=箱物と言うイメージがありましたが、そうとは限らないと言うこと。また現在一般的に行われているPFI方式の問題点や、失敗例から学ぶ対応策など、詳しく教えて頂きました。
私の頭の中に一番残ったのは「官の仕事は、道路を作ったり、建物を作ったり、福祉を行ったりすることではない。それは民間でもできること。官の仕事はガバナンス(governance 管理、統治)」という言葉でした。
今後どんどん少子化が進み、財政も厳しくなってくるでしょう。そもそも社会の構造すら変わってくる時代。右肩上がりの時代は「公=官」で全てをやってくれると言うこともあったでしょうが、これからは「公」の中でも、NPOだったり民間だったりと、官以外も肩を組んで協力してやっていかなければいけない。それこそが今回のタイトルでもある「官民連携」だと感じました。

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