以前母校である東北芸術工科大学で行われた「第1回SCHネットワーク シンポジウム」でお会いしてから、FBで色々と教えて頂いている大正大学地域構想研究所の浦崎太郎先生。
FBでシェアしたんですが、私用の備忘録として、大事なところを要約してこちらでも。

「人のための郷土」が本心で「自分らしさ」を尊重する地域に対して、若者には「大切にされた」という感情が芽生え、「故郷のために」という想いが宿って「故郷に帰る」。
「郷土のための人」が本心で「自分らしさ」を疎んじる地域に対して、若者には「粗末にされた」という感情が芽生え、「自分のために」という想いが宿って「故郷を去る」。
「生徒のための学校・教師」が本心の高校は「自分らしさ」を尊重し、生徒は授業が楽しく、総合型選抜を受験するのは「自己実現」のため。合格後も学びを続け、大学では自走的に学び、社会に出るのが楽しみで、内定は出発点。社会と調和的で、社会から大切にされ、キャリアアップする。
「学校・教師のための生徒」が本心の高校は「自分らしさ」を疎んじ、生徒は授業が苦しく、総合型推薦を受験するのは「自己解放」のため。合格後は勉強を止め、大学では努力を惜しみ、社会に出るのが恐ろしく、内定は終着点。社会と対立的で、社会から軽んじられ、キャリアダウンする。
「子供のための大人・地域」「to be 尊重」こそ「金塊」。丁寧に磨けば必ず輝きを取り戻す。
「大人・地域のための子供」「to do 指向」なら「石塊」。鍍金をしても必ずいつかは剝げる。

私達行政に携わるものは、ややもするとこの点を勘違いしてします。
「人のための郷土」か「郷土のための人」か。
「生徒のための学校・教師」か「学校・教師のための生徒」か。
「子供のための大人・地域」か「大人・地域のための子供」か。
しっかりと胸に刻んで行動します。

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