本日も日経新聞のネット記事から。
GPIFの4〜6月、黒字最高の19兆円 株高・円安がけん引
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB0419A0U3A800C2000000/
公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は4日、2023年4〜6月期の運用成績が18兆9834億円の黒字だったと発表した。株高や円安が利益を押し上げ、四半期の黒字額として過去最高だった。足元では株の保有比率が増え、運用ルール上売却を迫られている。株への売り圧力となる可能性がある。(引用ここまで)

記事にもありますが、GPIFというのは公的年金の積立金を運用している機関で、将来も年金というシステムが破綻しないよう、収めたお金の一部を運用して収益をあげることを命題にした、お金の超プロ集団。
今回第1四半期で19兆円の黒字ですが、もちろん赤字の時もあり、その時は国会で野党の方から「○○円失った!何やっているんだ!」と機関、そしてその後ろにいる政府が叩かれます。
しかしこちらの機関の「市場運用開始以降の累積収益額」はプラス約127兆3600億円と非常に優秀で、上記の「○○円失った!」という野党やマスコミの発言は悪いときの一部を切り取って喧伝しているに過ぎません。
「一度もマイナスになることなくまっすぐ右肩上がり」ではなく、上下しながら、トータルで見ると右肩上がりになるというのが資産運用ですからね。
ちなみに運用のポートフォリオは日本株・日本債権・外国株・外国債券を1/4ずつという分散投資。
非常に手堅いけど、個人的には(個人で運用するには)ちょっとバランスが悪い気がしますけどね。
ただ、idecoやNISAをきっかけに、日本でも金融をしっかりと学ぶ時代が来たと思います。

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