大正12年8月に山形県・秋田県の中学校教員・生徒を対象とした水泳講習会が由良海岸で行われ、これに参加した生徒が旧制寒河江中学(現在の寒河江高校)水泳部を創部。
その後、修練の場が由良から鼠ヶ関になり(旧制寒河江中学時代で、いつ移ったかは不明)、その後も習った「水府流太田派」の継承を目的として、これまでずっと鼠ヶ関で海合宿をしておりました。
創部100周年と言うことで、コロナ禍で中断しておりましたが、本日水泳部関係者有志で、寒河江高校水泳部伝統の地・鶴岡市鼠ヶ関に行ってきました!
現在、旧制寒河江中学・寒河江高校水泳部100周年記念に向けて、私は記念誌部会長として記念誌の編纂に取り組んでおります。
頂いた資料、昭和44年に再版された「寒中愛誦歌集」の中に「寒河江中学校水泳部歌」がありました。
これは今でもOB会等で「渺々はてなき」という名称で歌うこともあり、私は先輩方が歌っているのを口伝えでなんとなく知っているのですが、こういったしっかりとした文字になっている出典は初めて目にしました。
歌詞を改めてよく読むと、当時も今と同じような様子だったのではないかと感じました(上記写真を参照してください)。
♪渺々涯なき大海(遠く果てがない海)の 磯辺ぞ夏の住家にて
友寄り集う念珠ヶ関(鼠ヶ関) 鷗の眠りを驚かす
潮の上の楽しさを かたみに分つ嬉しさよ
友よ衣を脱ぎ捨てよ、見よ空晴れて風清し
波は雪消の水の如 弁天島の前あたり(写真右奥・白い灯台があるところが弁天島)
天地も広気き水の面 健児の腕試みん