昨日寒河江市で令和2年度の予算内示会があり、その時に示された数字が本日の山形新聞に掲載されております。
ちなみに予算内示会とは「来年度はこんな所に予算を使おうと思います」と市長から資料が提示されるだけの会で、内容や予算に関する質疑・意見は3月議会で行います。
そのため、全ての事業が掲載されている訳ではなく、方向性と主な事業が示されます。
さて、新聞の見出しにもあるとおりですが、寒河江市では前年度比約10%増で初の200億円代の大増額予算となりました。
こういうときに議員がしっかりと見なくてはいけないのは、使い方もさることながら「一体そのお金はどこから出てくるのか?」という点だと思います。
これまでの全国的な傾向からすると「予算増=借金(公債)増」という図式があるので、この見出しから「また借金が増えるのでは?」と不安になる方もいらっしゃるかも知れませんが、今回の場合増額した分の多くは「基金からの繰入金(取り崩し)」です。
じゃあ「基金って何?」ってなりますよね?
市の基金は様々在りますが、今回はこれまで「ふるさと納税」で寄付頂いたお金から経費(返礼品とか)を引いたお金を積み立てていた「まちづくり基金」を取り崩しえ使います。
まちづくり基金は何にでも使っていい訳ではなく、寒河江市では「安心して結婚・出産・子育てできる環境づくり、将来を担う"さがえっこ”の育成に関する事業」(あくまでも一例)等と使用目的が定められています。
たぶん今回の新施策「一緒に通う場合は第2子も保育費無償・同時じゃない場合も半額補助(国の政策は3〜5歳が無償化だが保育ニーズは0〜2歳児が多いし費用も高い)」もこの基金を活用させていただくんではないかと思います(内訳は3月議会まで提示されませんのであくまでも推測です)。
使うべき所に使い不要なものを削減できるよう、議員としてしっかりと予算の審議をさせて頂きます。

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