東京都日野市が財政上非常に厳しい状況になり「財政非常事態宣言」を行いました。
日野市がこの宣言をするのは、バブル崩壊後の景気後退局面の1998年度とリーマンショックがあった2008年度に続き3回目だそうです。
詳しくは日野市のwebサイトをご覧下さい。
日野市の決算カードが市のサイトに出ていましたので見たんですが、記事には「市税で半分しか賄えない」って書いてありますが、地方都市からみたら半分賄えるなんて良い方だと思いますし(うちは市税では3割に届きません)、財政力指数も0.975ととても高いですしね。
経済収支比率(一言で言うと人件費、扶助費、公債費等のどうしても払わなければならないお金の占める割合)が97.7%なので、確かに厳しいけれども、その他の数値は「非常事態宣言」というほどなのかな、というのが私の感想です。
ただ、日野市というと私が一番最初に思い浮かぶのは「日野自動車」。
私の家は砂利運搬業を営んでおりましたので(現在は廃業しています)、HINOのダンプには小さな頃から慣れ親しんでおりました。
その日野自動車が10年ぐらい前に、本社機能は残すものの古河市へ工場移転すると発表しておりました。
私はどれぐらいの規模なのかわかりませんが、従業員と家族を含めるとかなりの人数になるのではないでしょうか。
それを考えると、確かに非常事態宣言かも知れませんね。
対策の1番目に上げている「市長、副市長、教育長の報酬の減額」なんて全体から見たら大した金額ではないんですが、覚悟の表明なんでしょうね。