私「わぁ、もうさくらんぼもらったの?」
妻「コストコで買ってみた」・・・!
コストコで販売しているアメリカカリフォルニア産の「レイニアチェリー」。
ネットでみてみると、ずいぶんな人気商品らしい。
しかも店頭で販売されるのは6月〜7月とのことで、山形県産のさくらんぼとまるかぶりの時期。
通常は907g(2ポンド)で1,480〜1,980円。今回は980円で販売していたので、どんなものかと思い買ってみたのだそう。
さて、寒河江市では明日6月1日がさくらんぼ観光果樹園のオープンとなります。
我が寒河江市は、さくらんぼ観光果樹園数が日本一で、もちろんながらさくらんぼの観光客も日本一。
そんな日本一のサクランボの産地に住んでいる私が、コストコのレイニアチェリーをちょっとつまんでみて感想を(あくまでも今回購入したパックの感想です。商品には個別差や季節差があると思いますので、その辺はご了承下さい)
アメリカンチェリーというと赤黒いイメージがありますが(日本に輸入されているアメリカンチェリーの9割はビングと言う種類で、これが赤黒い私たちが一般に想像するアメリカンチェリー。山形で育てられている早生種「紅さやか」も完熟するとこんな色になりますけどね)、このレイニアチェリーは黄色系なので、見た目は日本のサクランボのようにも見えます。
食べてみると・・・う〜ん、ナポレオンをもっと外国っぽくした感じ(どんなw
まず皮が固い。サクランボと言うよりはスモモとかブドウぐらいの堅さ。だからアメリカからここまで送れるのだろう。山形でも近い外国にさくらんぼを輸出しようと取り組んでおりますが、問題はやっぱり皮の固さ。やわらかいし糖度が高いので、日持ちしないし輸送に耐えられなくて結構大変です。
そして味は・・・うん、甘酸っぱい。さくらんぼらしい味。ただやっぱりこの辺で食べるサクランボに比べると味はイマイチ。
そして見た目も、たいぶ傷がついており茶色くなっているのも結構ある。また、全く赤身のない、黄色い状態の粒も結構ある。この辺では商品にならないものをご近所さんに配ったりしますが、まさにそんな感じ。見た目だけなら、この辺なら出荷しない(あるいは輸送の途中で傷ついた)レベル。
でも売れているんだって。
山形のサクランボとコストコの店頭に並ぶのはほぼ同じ時期と言う事なので、たぶんこれからもっと美味しいのが出てくるのかも知れない。だからこれを食べただけでは何とも言えないんだけど、これなんかできないかな?
たぶん多少の傷があってもいい「御自宅用」ならこれぐらいの値段で出せると思うんだけど、「これが山形のサクランボか」と思われないためには、やっぱりそういうのは出せないのか。どうなんだろうね。
コストコの生鮮食品は、必ずしもアメリカ産ではない(実際山形の舟形マッシュルームとか売っているしね)ので、より多くの人に知ってもらうと考えたら・・・。
でもある程度の数をまとめて出すのって難しいんだろうな〜。
生産者じゃないし責任背負っていないので、何もできないけどね。