今年の初めに山形の日本酒は、山形の救世主になるというブログを書きました。
それ以降もお酒を飲む機会がある時には、友人達に同様の話をしております。
もの凄く簡潔に言うと、
○日本酒はワインの2%程度。特に海外にはまだまだ広がる余地はある。
→山形の日本酒が海外にどんどん進出できたら、それを造る酒米が必要
→お米は機械化されているので、就農者が減っても対応しやすい
→大規模化もしやすいので、山形の耕作放棄地が削減
→農業が元気になれば、波及効果は県全体に広がる
→山形県が元気になる
という論法。
今の日本酒王国山形を築いた一人と言っても過言ではない県酒造組合特別顧問の小関先生が、9/16(日)山形新聞の日曜随想でこのように書いていらっしゃいました。
最近県内での若者の就農数が増加傾向だそうです。若者に必要なのは「夢と希望と安定した収入」であることは古今同様です。
高価格帯で販売できる可能性がある生食での販売も魅力的ですが、収穫や梱包の省力化が期待できる加工用原料の魅力度も高いものです。現時点でもワイン専用葡萄や雪女神をはじめとする酒造好適米の価格はかなり魅力的です。これからは地理的表示(GI)などが国際的な競争力に必要な時代になり、原料の地元調達ということがそれらを原料とする加工品にとって重要になります(引用ここまで)
まさに、考えていたことそのままです。
ぜひこの路線で生産者はもちろん県にも頑張ってもらいたいですし、私もなにかお手伝いできればと思っております。